中村銅器製作所の銅の玉子焼き鍋


玉子焼き器ほど、専用感のある道具も珍しい。

 

ただ玉子焼きを焼くためだけに存在しているこの道具は、1日30個しかつくられない貴重な手作り品だ。手作業でたたき上げられた鍋の内側には、メッキではなく、錫(すず)の焼き付けをおこなわれており、高い耐久性を誇っている。

 

そんな道具だから、全国の一流料亭や寿司屋の御用達になっている(らしい)。

 

卵焼きづくりを時短化する道具


銅製の卵焼き器の最大の特徴は、その高い熱伝導性。この高い熱伝導性があれば、卵焼きは短時間でフワフワジューシーにできる。時短化することでおいしくなる料理はそんなに多くはないので、半分自炊を目指す僕にとっては、とてもピッタリのアイテムなのだ。

だから、僕の考える卵焼きの基本姿勢は強火、そして集中。卵焼きは片手間で作る料理ではなく、5分集中して作る料理と位置付けている。

 

 

使いこなすまでに、時間のかかる道具


ただ、正直なことをいえば、この銅製の卵焼き鍋を導入して1ヶ月くらいは、失敗したという印象を持っていた。なぜなら、取り扱いが非常に難しいのだ。それまで、テフロン製の卵焼き器を使っていた僕としては、まず卵がひっつけずに焼くのにとても苦労した。

 

しかし、道具にしっかり油がなじみ始めた1ヶ月ごろから、状況は一変する。油をひくタイミング、火加減をきちんとすると、全くひっつかないうえに、決してテフロンではできなかったフワフワの卵焼きができるのだ。
そのレシピは、後日アップしますので、少々お待ちくださいませ。